助言や実務からの“学び”

梶原鉄工所(姫路市)環境・機械事業部 脱臭装置グループ 井端 康生さん

化学プラントなどで揮発性有機化合物(VOC)処理に用いる脱臭装置の基本設計や営業を担う。
VOCの性質や現場環境によって必要な対策や装置性能は異なるため、顧客に最適な装置の設計は難しさもある。それでも、脱臭装置は多くの生産現場で不可欠な機器であり、「一つ一つがスケールのある案件なので、やりがいは大きい」と話す。
2年目を迎え、重視するは知識のインプット。常に謙虚な姿勢を忘れずに、周囲からの助言や実務から得られる学びを大切にして自身の成長につなげている。
脱臭装置などの環境機器の市場は過渡期にあり、「スピード感を持って市場ニーズに対応する必要がある」と将来を見据える。少数精鋭でメーカー機能を持つ強みを生かし、時代に即した燃料方式の開発・設計や部署の垣根を超えて有機ランキンサイクル(ORC)発電システムの拡販にも挑戦する。

(2024年7月22日 日刊工業新聞に掲載)

TOP